制裁関税を強める可能性を示唆
コロナウイルスの影響
2020/05/02にトランプ大統領は中国への関税を高めるかもしれないと発表がありました。この背景としては、トランプ大統領は「世界的大流行のコロナウイルスは中国で意図的に作られた。コロナウイルスの影響ででた損失を関税で取り返すのが妥当だ!」と考えているため、今後の米中貿易摩擦は一段と厳しくなる可能性があります。
関税を高める本当の狙いは?
トランプ大統領はアメリカファーストで有名ですね。しかし、トランプ大統領は国よりも大切なものがあります。それは自分自身です。2020年11月の大統領選挙で再選されるために株価を上げることで頭がいっぱいです。そのためには、他国を批判したり、石炭をどんどん燃やして地球温暖化は嘘だ!と言ったりと、アメリカ国民から信頼を勝ち取るために幾度とない暴挙を働くことを平気でします。今回の米中貿易摩擦の関税強化も自分が大統領選に勝つために行ったものと考えられます。
こうすることで、一時的でも株価は上がっていき、アメリカの景気が良いと、勘違いさせることができるからです。景気が良かったら、これからも給料は上がっていくと思い、消費が増えていきます。
この流れをインフレといいます。日本でも最近同じような政策をしましたね。
なぜ株価を上げるのか
では、なぜ株価を上げる必要があるのでしょうか?
歴代の大統領選挙の時のS&P500を見てみると、現職が勝利している年は平均値を上回り、敗北の時は平均値を常に下回っている歴史があります。
大統領選と株価はジンクス?!
株価が良くなると大統領選に当選し、悪くなると落選するというのは大統領選のジンクスの一種なのですが、国民から見ると、景気がいいからまた大統領になってほしいと思うことは当然ですよね。
実際に今年のS&P500の指数を見てみると、コロナウイルスの影響があり右肩上がりというわけにはいかないですね、、、今後の S&P500 はどう推移していくのでしょうか?
ワンポイントレッスン!
関税は誰が払っている?
中国がアメリカに輸出するときに関税を払う人は中国人だ!と思ってはいませんか?
実は関税を払っているのはアメリカの輸入をした企業なのです。アメリカの企業がアメリカの税関に関税を支払うことを関税と言います。
そもそも関税とは国内産業を守るために作られたものです。
国内の和牛は100gで1万円だよー
ちょっと高いなぁ
アメリカの肉なら100gで5000円だよ!
安い!アメリカの肉を買おう!
外国の物ばかり売れてうちの商品が売れない……倒産だー!
このように安い商品が入ってくると日本は利益を出せなくなる企業が多くなります。ここで、日本の企業を守るため、関税で外国の商品には税率をかけよう!ということになりました。
上記で述べたように、関税は輸入する企業が税関に支払うことになります。
米中の貿易摩擦では、アメリカは中国から輸入する商品に対して特に問題になっているわけではないため、ただ、アメリカの輸入した企業が税金を山ほど払って自分の首を絞めているだけということです。
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