【RDSB】ロイヤルダッチシェル減配!74年間の高配当記録に終止符が!

金融市場

高配当銘柄ロイヤルダッチシェルの減配

2020/04/30に一株当たりの配当金を減らすと表明した。減配は日本ではよく耳にするものだが、このロイヤルダッチシェルは戦後以来減配をしたことがなかった。近年の原油価格の下落と需要の低下によって74年ぶりに減配をして、資金の確保を優先した。

1~3月期の決算は最終損益が2400万ドル(約26億円)にまで落ち込み、コロナショックで落ち込んでいた株価はさらに13%も下落をし、終値31.97ドルをつけた。

減配

昨年の同四半期では1株0.47ドルの配当だったが、大幅減配によって1株0.16ドルまで下落した。なんと66%の減配という衝撃的な出来事となった。

これは、1ドル=100円としたとき、株を100株購入していると毎年の配当が47,000円もらえていたものが16,000円まで下がるということだ。まだ配当利回りは3%あるが、セミリタイアを考えていた人にとってはかなりの痛手になるだろう。

今後の業績は?

ベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO) は「今後の原油の需要はしばらくは回復しない」と述べており、経営回復までの道のりはまだまだ時間がかかりそうだ。


以前私のブログで紹介したように、ロシアの思惑にハマったと言えるのではないだろうか?

石油の需要が厳しくなっていくコロナショック下だが、ロイヤルダッチシェルの減配を受けて配当貴族 も減配をするかどうかが今後の焦点になってきそうだ。そうなれば、先行したロイヤルダッチシェルの名前をとって「ロイヤルショック」とでも名前が付くのだろうか…

ロイヤルダッチシェルとは

ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell plc)は独立系石油・ガス会社である。【事業内容】同社は周辺地帯及びタイト・ロック、シェールと炭層等の資源にある世界中の原油・天然ガスの探査に従事する。同社の事業は集積ガス、上流事業、下流事業及び企業事業を含む。集積ガス事業は世界中の販売用天然ガスの液化に従事する。上流事業は原油、天然ガスと天然ガス液の探査・抽出、石油・風力エネルギーの輸送に従事する他、合成原油に変換する油砂からの瀝青の抽出に従事する油砂事業を含む。下流事業は原油を鉱業・輸送用各種精製製品に変換する各種石油製品と化学品業務を含む。

https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/prdSummary/display/US/RDSB/US_NYSE/STOCK/

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